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廃棄物削減の取組 |
活 動 計 画 |
結 果 |
1.使用済み封筒の再利用を進め、学内便用として繰り返し使用する。
ペーパーレス会議、両面印刷、Nアップ印刷等の推進により、
コピー用紙の使用量を削減する。
| 各部局で実施 |
2.廃棄物排出量・コピー用紙購入量を調査・報告し、各部局に廃棄物
排出量・コピー用紙使用量の削減を促す。
缶・ビン、ペットボトルの排出量を調査・報告し、リサイクルを促
す。
資源ごみの排出量を調査・報告し、資源ごみの回収を促す。
| ホームページにて公開 |
廃棄物排出量 目標:2021年度実績を維持 実績:21.8%増 ×
2022 年度の廃棄物排出量(1053.0t)は、2015 年度比では34.9%(272.2t)増加し、2021 年度比では21.8%(188.3t)
増加しました。地区別で比較すると、2021 年度比で本庄地区は17.6%(62.0t)増加、鍋島地区は5.1%(23.0t)増
加、その他地区は164.4%増加しておりました。これは、数年来実施されてきた建物改修整備に伴う廃棄物の一時的な
排出量の増加のほか、教育学部附属中学校での机・椅子の全面更新等により増加したものと考えられます。(図③-1)
種類別廃棄物排出量では、昨年度同様、一般廃棄物の排出量は減少し、産業廃棄物の排出量の増加が顕著に見られま
した。原因を調査した結果、主に金属が使用されている廃棄物について、資源として排出されるのではなく、産業廃棄
物として排出されていることがわかりました。本来であれば金属類は資源物として排出されるべきであるため関係部局
へ分別の徹底を依頼しました。今後は資源物の分別について、各部局で意欲を高める方針を策定していくことが課題と
なります。(図③-2)。
資源物排出量(有価物)
2022 年度の資源物排出量(132.8t)は、 2021 年度比約
25.2% の減少となりました。
前述(1.廃棄物排出量)に記載の通り、資源物である金
属類が主に使用されている廃棄物について、資源物として廃
棄されていなかったことが原因と考えられます。
また、紙類の一般廃棄物への混入をなくすために、紙類の
分別を推進しています。2022 年度のコピー用紙資源排出量
は、2021 年度比15.9%増加し、今後もさらに分別の徹底
をしていく予定です。(図③-3)
コピー用紙購入量 目標:2021 年度実績を維持 実績:0.2%減 ○
2022 年度のコピー用紙購入量(76.6t)は、2021 年度比
0.2%(0.2t)削減で2015 年度比29.3% の削減となりました。
地区別で比較すると、2021 年度比本庄地区は4.1%(0.9t)
削減、鍋島地区は4.3%(2.1t)増加、その他地区は20.1%
(1.5t)削減でした。鍋島地区の医学部講義棟及び事務棟で
購入量の増加が顕著に見られ、新型コロナウイルスまん延防
止対策の緩和により、対面授業・通常勤務が再開されたこと
に伴い、教材や会議資料の印刷が増えたことが表れたものだ
と考えられます。引き続き、裏面再利用・ペーパーレス会議
の推進を行い、コピー用紙の削減に取り組んでいくこととし
ています。(図③-4)
4.学生の取組み
ぐるりん
1.ぐるりんとは
卒業生などから、不要になった日用品(電化製品・家具・小物など)を回収して、新入学時に新入生や在校生へと無料で
お譲りするリサイクル市「ぐるりんおゆずりマーケット」を開催・運営している学生有志のボランティア団体です。まだ使える
ものを捨てずに、必要としている人へお渡しすることでゴミの量を減らす(リユースする)こと、そして「もったいないが、好き!」
をモットーに「自分たちが楽しみながらボランティアをする」ことを目的として活動しています。
2.活動について
(1)佐賀大学学園祭でのフリーマーケット
秋に行われる学園祭にフリーマーケットの出店を行っています。このフリーマーケットの商品はすべて、大学関係者や大学
近隣のご家庭の不要になった日用雑貨を譲ってもらったもので、それらを格安で販売しています。この催しの売上げは、「ぐ
るりんおゆずりマーケット」の運営費に活用しています。
(2)ぐるりんおゆずりマーケット
例年3月末に開催しており、多くの新入生・在校生が来場して数多くの家具・家電品をリユースしています。来場者には、
抽選券を欲しい家具・家電へ投票してもらい、当選した方にお譲りするという形で運営しています。当日はフリーマーケット
も並行して行っており、台所用品・日用雑貨などの小物の販売を行っています。入場と抽選への参加は無料で、当選した家具・
家電の配送費、回収費、学祭及びおゆずりマーケット当日のフリーマーケットでの収益を、運営費や事務経費として活用して
います。
3.他団体とのかかわり
回収作業やフリーマーケットなどを通して近隣のご家庭の方と交流しています。他にも、佐賀大学のサークル「チャリさが
さいせい」とも毎年連携をとり、おゆずりマーケットの回収時に不要な自転車回収も行っています。県外では、長崎大学にて
我々「ぐるりん」と同じリユースの活動をしている、環境サークル「っじゃすみん」と、毎年夏にお互いの活動をよりよいもの
にするため意見交換活動を踏まえた交流合宿を行っています。また、年間を通して、大学生協、大学付近の物件をお持ちの
大家様方などのご協力の上、活動を行っています。
NPO 法人佐賀学生スーパーネット
1.NPO 法人佐賀学生スーパーネットとは
NPO 法人佐賀学生スーパーネット(以下、スーパーネット)は環境保全事業として2003 年秋頃より大学生協と協力して
本庄キャンパス内でペットボトルリサイクル活動を開始しました。 「環境・地域・人に貢献する心」 をスローガンに掲げ、日々
活動に取り組んでいます。
主な活動であるペットボトルキャップ回収については本庄キャンパス内だけでなく、新聞社、県内各地の高等学校、スーパー
マーケット、個人の方々からも集めています。集めたキャップを売却して得た利益は「NPO 法人 世界の子どもにワクチンを
(JVC)」へ寄付し、JVC からユニセフを通じて開発途上国へのワクチン代金として寄付する取組となっています。
そのほか、様々な環境イベントへの参加を通じて、メンバー内だけでなく地域の人々の環境意識の向上を図っています。
2.活動について
2022 年度も多くの方々からキャップの回収に協力していただき、ワクチン代金として寄付することができました。
また今年度はイベント開催規制の緩和により、ものスゴフェスタ8・ばぶばぶフェスタどん3の参加を通じて、多くの方へ
取り組みの認知度向上に向けた活動を行いました。
これらの活動は学生ボランティア助成(一般財団法人学生サポートセンター)に採択され、2014 年度には3 度目の学長
賞を受賞、同年にエコさが基金受賞などの評価、2023 年度には国際ソロプチミスト佐賀様より学生ボランティア賞を受賞し
ています。
3.今後の取組
今後の取組としては、これまで取り組んできたキャップ回収活動の継続、ペットボトルの分別について学生により意識して
もらえるように呼びかけ活動やポスター掲示などを強化していくとともに、環境イベントへの参加もメンバーはもちろん、佐
賀大学生も一丸となって積極的に取り組んでいけるような環境づくりに力を入れていきたいと思っています。
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